左手のトレーニング

私達の身体は本当に不思議なもので両手は使えますが、左右どちらかが利き腕というようになっていますね。両手が利き腕という人もたまにいますが、日本人は大体右利きの人が多いようです。しかしピアノは両手で弾く楽器、一般的に考えられていますし実際そうですね。そうなると問題は利き腕では左手をいかに自由に動かし、素晴らしい1音を奏でられるようにするかという事ですね。

私達は生活する上では無意識に利き腕を主に使います。そしてその腕はどんどん強化されていくのですが、この原理を利き腕ではない左手に当ててみるのも一つの方法です。つまり日常生活の中で当たり前のようにやっている右手の作業を左手でやってみる、という事なのです。そうは言っても食事の時に左手でお箸を使う事は食欲に対するストレスが発生してくる事もありますので、例えばスプーンやフォークを使ってみるのも良いでしょう。そうすれば多少の我慢をしながらでも何とかできますね。他に歯ブラシを持つときや何か物を取ったりつかんだりつかんだりする時等意識して使うと少しずつ左手も強化されていきます。根気強く続ければ困難に感じていた事も知らず知らずのトレーニングをしている事になるわけです。

ピアノを弾きながら、意識的に行うトレーニングもしましょう。左手で右手のメロディーを弾いてみる事も効果的です。その際は童謡のような簡単な曲で良いのです。メロディーを追っていけば、ああしたいこうしたいという曲に対する思いが出てきますので自然と左手の筋肉や神経を無理なく使っているものです。それに気分的に楽しいですね。

また親切な作曲家もいて左手のための練習曲もあります。これは音楽への楽しさを感じながら音を奏でる事が出来ますから、トレーニングとしてはかなりの効果が期待できますよ。そうしていると右手に比べて動かしにくいと感じていた左手も徐々に柔軟になっていきます。毎日のトレーニングの積み重ねがピアノ演奏に、より一層の喜びを感じさせてくれます。

事を成し遂げる手段は、じっくりとコツコツ取り組む事が大切なのですね。

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